より平等で、より暴力の少ない社会を目指す若者たち―SNSマラソン
「より平等で、より暴力の少ない社会を目指す若者たち―SNSマラソン」プロジェクトへの参加者たち
写真提供:Marbella大学女性協会(AMUM)
― GWIニュース―
GWI、2025年度フェローシップ授与で卓越した学術研究を称える
GWI は、 3年に一度の総会に合わせてフェローシップ・プログラムを実施しています。5月22日、GWIはプレスリリースを公開し、2025年度国際フェローシップの受賞者を発表しました。これらの賞は、大学院レベルの研究の発展に貢献し学術的卓越性を推進する優れた女性研究者を称え、支援するものです。今年度は世界32カ国、50の大学に在籍する80名の候補者から応募がありました。プレスリリースの全文と受賞者の氏名はこちらをご覧ください。
― GWI会員ニュース―
Marbella大学女性協会、「より平等で、より暴力の少ない社会を目指す若者たち」プロジェクトを成功裏に終了
Marbella大学女性協会(AMUM)は、アンダルシア州政府の資金援助とMarbella市議会の支援を受けて、「より平等で、より暴力の少ない社会を目指す若者たち―SNSマラソン」プロジェクトの第2フェーズを成功裏に終えることができました。
このプロジェクトでは、週末を利用して、30人以上の高校生が、ジェンダー平等を促進するための工夫を凝らしたSNSキャンペーンを企画・発信するという創造的な取り組みに参加しました。イベント期間中、参加者たちは教育的なゲーム、SNS活用に関するワークショップ、ディベート、さらには演劇を取り入れた活動に取り組み、最終的にはInstagramやTikTokでキャンペーンを展開しました。これらのキャンペーンでは、歴史における女性の不可視化、伝統的な男性らしさの脆弱性、そして社会を「すみれ色のレンズを通して」(つまりジェンダー平等の視点から)見つめ直す必要性などの課題を扱いました。
キャンペーンの成果は非常に前向きなものでした。発表されたプロトタイプの質と独創性の高さに加え、イベント前後に実施されたアンケートでは、参加者の知識、批判的思考、ジェンダー平等の達成に向けての意識に大きな向上が見られました。しかし、いくつかの課題も明らかになりました。たとえば、初期段階での生徒の参加意欲の低さ、男性参加者の少なさ、「ジェンダー不平等は、自分には関係のない、または個人レベルの問題である」といった認識が共通して見られたことが挙げられます。
プロジェクトは現在、第3フェーズの最終段階に入りました。各グループは、SNS上でより高い成果と影響力を生み出すことを目指して、継続的にコンテンツを投稿していきます。プロジェクトチームはキャンペーンの活動を引き続きモニタリングし、最終的には7月に評価と表彰式をもって終了となる予定です。
GWIは、「より平等で、より暴力の少ない社会を目指す若者たち」プロジェクトの第2フェーズが成功裏に終了したことに対し、AMUMに祝意を表します。GWIの事務局長Stacy Dry Lara氏は次のように述べています。「この取り組みは、時宜を得たものであり、称賛に値します。AMUMは、教育、アドボカシー、ソーシャルメディアを思慮深く統合することで、若者たちが不平等に立ち向かい、敬意と包摂性に満ちた社会を築いていくための考え方や具体的な手段を身につけられるよう尽力していることを明確に示しています。」
GWI アップデート―2025年6月18日号
― 国連におけるGWI―
女性の地位委員会(CSW)活性化プロセス会議のまとめ
5月30日、GWIのニューヨーク国連代表であるMaryella Hannum氏が、UN Women(国連女性機関)が主催する「北京+30」に関する第5回グローバル会議に出席しました。このオンライン会議では、市民社会の参画戦略、「北京+30アジェンダ」の実施、そしてCSWの活性化の進捗が主な議題となりました。会議では、各国政府との協力体制の強化、草の根団体への支援、さらにジェンダーに基づく暴力への対応と正義の実現、および被害者支援サービスの優先的な取り組みが強調されました。また、政策と人々の実生活に即した現実とのギャップを埋めること、特に周縁化された人々を含むすべての人の参加を促すこと、そして「女性差別撤廃条約」などの国際的枠組みと「行動アジェンダ(Action Agenda)」を統合することの必要性も議論されました。UN Womenは、CSWの活性化に関する最新情報を発表し、包括性、効果、説明責任を高めるための改革案を提示しました。市民社会の参加者たちは、意思決定のプロセスへの関与を高めることを訴えるとともに、世界的なジェンダー平等を推進するために、より透明性があり、定量的な評価ができる、参加型の仕組みの整備を求めました。GWIは、会議に出席し、詳細な報告書をまとめてくれたHannum氏に深く感謝いたします。報告書の全文はこちらをご覧ください。
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