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大学女性協会とは

JAUW Information

大学女性協会について

大学女性協会とは

大学女性協会は、「女性の高等教育の向上」、「男女共同参画社会の推進」、「国際協力と世界平和」を目指して
1946年に創設されたNGOです。よりよい社会を作るための「啓発・提言」活動と、未来世代を応援するための「奨学・奨励」事業をとおして、国際協力の上に平和な世界を実現する「女性リーダー」を育てようとしています。

大学女性協会(JAUW)の歩み

前史 ・1919年、International Federation of University Women(IFUW, 国際大学婦人連盟 )創設
1946年 ・アメリカ の大学卒業生によりAmerican Association of University Women (AAUW, アメリカ大学婦人協会)日本支部が設立された。10月、AAUW日本支部を発展的に解消、アメリカ政府の教育顧問として来日中 のDr. Lulu Holmes(ルル・ホームズ博士)の尽力により、新制女子大学の前身として長い歴史をもつ下記8つの専門学校卒業生の有志が集まり、Japanese Association of College Alumnae(JACA, 大学婦人協会)を創立

東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)、日本女子大学(現日本女子大学)、津田塾専門学校(現津田塾大学)、奈良女子高等師範学校(現奈良女子大学)、神戸女学院専門学校(現神戸女学院大学)、同志社女子専門学校(現同志社女子大学)、聖心女子学院高等専門学校(現聖心女子大学)、東京女子大学(現東京女子大学)

1947年 ・JACA 第1回総会開催。初代会長に藤田たき氏が就任。奨学金委員会を設立。JACA 設立の目的の一つである女子高等教育推進の第一歩を作った
1949年 ・Japanese Association of College Alumnae(JACA, 大学婦人協会)をJapanese Association of University Women(JAUW, 大学婦人協会)へと改称
1952年 ・Dr. Lulu Holmes から寄贈された資金をもとにホームズ奨学基金を設立
1954年 ・International Federation of University Women (IFUW, 国際大学婦人連盟)に加盟
1955年 ・婦人文化賞を次の各氏に贈呈(植村環・吉岡弥生・保井コノ・山崎光・大橋広・黒田チカ・井上秀・星野あい・羽仁もと子・辻 マツ)、受賞者10名を名誉会員とした
・第1回ホームズ奨学金授与
1958年 ・4月1日付をもって社団法人の認可を受けた
1963年 ・東南アジア地域研究を開始
1970年 ・日米合同セミナーを大磯アカデミーハウスにて開催、テーマ:“国際理解・教育と学生運動・都市化の問題”
・本部事務所を新宿区新宿の戸山マンションに開設
1971年 ・「社会福祉奨学金制度」を制定
1974年 ・IFUW 第18回総会を東京のホテル・ニューオータニ・京都の国立京都国際会館にて開催
1979年 ・太平洋地域セミナーを開催、テーマ:“よき明日に向かって「今までやれたこと/これからやりたいこと」”
1980年 ・IFUW 会長に高野フミ氏就任(1980~1983 )
1981年 ・文部省国庫補助事業として、「80 年代を生きる-高齢化社会を迎えて」を主テーマに、セミナーを支部及び全国4か所で開催、まとめとして全国セミナーを東京の京王プラザホテルにて開催。以後文部省国庫補助事業は 2004年まで毎年継続、教育・環境・国際理解・高齢者問題・社会福祉ボランティア活動・女性の社会参加等現代の問題をテーマとする全国セミナーを開催。終了後は会員の声を要望書を通して関係各省庁等へ提出
・国外奨学金制度を設定(IFUW加盟の各国大学婦人協会員を対象)
1990年 ・医師・故安井潤氏のご遺族から医学を志す女性にと寄贈された資金をもとに、「安井医学奨学金制度」を制定
1995年 ・第25回 IFUW 総会を横浜国際平和会議場・第一生命戸塚教育センターにて開催、テーマ:“女性の未来は世界の未来―生存と進歩のための教育”
1996年 ・JAUW 創立五十周年祝賀会を開催、「五十年史」を出版
1997年 ・化学教育者・故守田純子氏から遺贈された資金をもとに「守田科学研究奨励賞」を制定
・本部事務所を新宿区左門町のパトリシアテラス信濃町に移転
1998年 ・第1回守田科学研究奨励賞贈呈
1999年 ・教育委員会の中に「留学生と日本文化を学ぶ会」が発足。目的は留学生に日本の伝統文化を紹介し、留学生との相互理解を深めること
2001年 ・新しい世紀を記念し、奨学金を始めとするJAUWの事業の一層の拡大のため津田ホールにて「天満敦子ヴァイオリンコンサート」を開催
・IFUW 会長に青木怜子氏就任(2001~2004)
2002年 ・情報委員会発足、新WEBサイトを立ち上げ、JAUWの情報環境整備化をスタート。全国セミナー(テーマ:女性と情報社会-その光と影)において情報化社会の諸問題および展望について研究発表
2004年 ・文部科学省国庫補助事業が終了。趣旨を引き継いで、以後はJAUW 主催シンポジウムとセミナーを隔年で行うことになった
2005年 ・国内奨学金資金のための募金事業
2007年 ・JAUW 創立六十周年を記念し、「IFUW・JAUW 関係資料集」を出版
2008年 ・「大学婦人協会」から「大学女性協会」へと名称を変更
2011年 ・東日本大震災被害地支援事業の実施(募金事業、高校生対象の奨学金事業 )
2012年 ・法人改革により、3月21日付をもって一般社団法人の認可を受け、4月1日付をもって一般社団法人に移行
・一般社団法人移行を記念して津田ホールにて「久保陽子ヴァイオリンコンサート」を開催
2016年 ・創立70周年記念講演会・祝賀会および記念コンサートを開催、祝賀会および記念コンサートをイイノホールで開催、出演者はリチャード・ストルツマン(クライネット)、ミカ・ストルツマン(マリンバ)夫妻
2017年  ・公開セミナー「女性の自立とはーー真のリーダーシップを発揮するために」を国立女性教育会館(埼玉県嵐山町)で開催、基調講演者は室伏きみ子氏(お茶の水女子大学学長)
2018年 ・公開シンポジウム「教育・ジェンダー・共生――誰一人取り残さない共生社会を創るために」を桜楓2号館(文京区目白台)で開催、基調講演者は髙橋裕子氏(津田塾大学学長)
2019年 ・公開セミナー「教育・ジェンダー・共生――あらゆるハラスメントを乗り越えるために」を国立女性教育会館(埼玉県嵐山町)で開催、基調講演者は上野千鶴子氏(ウイメンズアクションネットワーク理事長)
2020年 ・公開シンポジウム「教育・ジェンダー・共生--コロナ禍を契機に見えてきた教育の本質」をTIME SHARING四谷(新宿区四谷三丁目)で開催、基調講演者は中村桂子氏(JT生命誌研究館名誉館長)
2021年 ・全国セミナー「教育・ジェンダー・共生―コロナ後の共生社会を支える教育―」をエッサム神田ホール1号館(千代田区神田鍛冶町)で開催、基調講演者は西澤直子氏(石川県立大学学長)
2022年 ・公開シンポジウム「教育・ジェンダー・共生―ユースの視点から見直そう これからの日本―」をエッサム神田ホール2号館(千代田区内神田)で開催、基調講演者は津富宏氏(静岡県立大学教授)
2023年 ・全国セミナー「教育・ジェンダー・共生―ユースの力を日本の未来に活かすために―」をエッサム神田ホール1号館(千代田区神田鍛冶町)で開催、基調講演者は三浦まり氏(上智大学教授)

概要

一般社団法人として、国際大学女性連盟と協働しながら女性の地位向上を 目指した公益活動を行っている実績のあるNGOです。奨学金事業、女性リーダーの 育成、国内外の諸問題に対する提言活動など多様な事業を展開しています。

1.組織

■定時会員総会 JAUWの最高の意思決定機関で、毎年全国25支部回り持ちで開催されます。2020年は一般社団法人移行後の第9回定時会員総会を東京で開催しました。
■理事会 会長(代表理事)、業務執行理事5名(副会長2名、総務1名、財務1名、会計1名)、業務担当理事1名(会計)、事業担当理事5名(調査・研究1名、奨学奨励事業1名、国際支援・CIR・国際ネットワーク1名、広報1名、事業1名)、支部担当理事2名の各理事および監事2名で構成され、原則として毎月1回開催されます。
■委員会 役員選考委員会、ウェブサイト管理委員会、企画委員会
事業等委員会(調査・研究、国内奨学、社会福祉、科学研究奨励、国際奨学、
文化交流、国際ネットワーク)
業務等委員会(会員、広報、親睦事業、収益事業、文化事業、生涯学習、若手女性科学者海外研修助成事業、次世代につなぐ会)
事業等委員会と業務等委員会には、関心のある正会員が委員として参加できます。
■特別委員会 会員拡大委員会、規程等検討特別委員会、公益目的支出計画に関する特別委員会
理事会が必要と認めた場合に設置。
■支部 札幌 秋田 仙台 新潟 茨城 群馬 長野 東京 神奈川 静岡 愛知 金沢 福井 京都 奈良 大阪 神戸 岡山 広島 大分 熊本 福岡 長崎 (計23支部)。支部・本部は一体となって事業を推進するほか、それぞれの支部は地域に密着した独自の活動を行っています。会員は全国23の支部のいずれかに所属しています。

2.組織図  

 

組織図

歴代会長

在籍年度 氏名
初代 1947年度 藤田 たき
2 1948年度 菅 支那
3 1949年度 天達 文子
4 1950年度 山崎 光子
5 1951~1953年度 粕谷 よし
6 1953~1955年度 野見山 不二
7 1956~1958年度 山崎 文子
8 1959~1961年度 吉田 武子
9 1962~1965年度 北村 孝
10 1966~1969年度 氏家 寿子
11 1970~1971年度 今井 冨美枝
12 1972~1975年度 大島 清子
13 1976~1977年度 竹中 はる子
14 1978~1979年度 中村 道子
15 1980~1983年度 山崎 倫子
16 1984~1987年度 伊東 すみ子
17 1988~1991年度 中村 ミチコ
18 1992~1995年度 青木 怜子
19 1996~1997年度 丸山 庸子
20 1998~2001年度 山本 和代
21 2002~2005年度 今井 けい
22 2006~2007年度 田中 正子
23 2008~2009年度 房野 桂
24 2010~2011年度 青木 怜子
25 2012~2013年度 阿部 幸子
26 2014~2015年度 中村 久瑠美
27 2016~2019年度 鷲見 八重子
28 2020~2021年度 加納 孝代
29 2022~2023年度 岩村 道子
30 2024年度~ 長谷川 瑞穂