＜2020.11.27.＞「元明天皇展」鑑賞と昼食会（報告）

　大和西大寺駅から奈良駅に向かう近鉄電車の中からは、平城宮跡の風景が眺められます。晩秋の半日、奈良支部行事として、その平城宮跡にある「平城宮いざない館」で開催中の「元明天皇展」鑑賞会を実施しました。例年なら、近隣支部にも呼びかけるのですが、新型コロナ感染症拡大下でしたので、支部会員のみ6名が参加しての開催となりました。
日本史に登場する女性天皇は8名。そのうち6名（実人数は5名）が奈良に都があった時代の天皇です。今回の主人公である元明天皇は、天智天皇（第38代）を父とする第43代天皇。よく知られた女性天皇である持統天皇（第41代）と天武天皇（第40代）の息子（草壁皇子）の配偶者ですが、持統天皇とは異母姉妹でもあります。
元明天皇在位中には、和同開珎の鋳造、平城京遷都の詔を出したり、古事記を献上したりされたことが紹介されていました。
その後、ホテルマリオットのレストランで昼食をとり、国際会議も開催できる奈良県コンベンションセンター（今年4月に元奈良警察署などの跡地に完成）を見学して、この日の行事を終えました。

写真キャプション「熱心にボランティアガイドの解説を聴く参加者」