| ■支部情報 |
|
|
広島支部から2004年度
若手育成研究助成金に応募し、採択されました
共同研究が、はじまります。支部のみなさん応援しましょう!
研究課題:女性とコミュニケーション
―現代社会に必要とされるコミュニケーションのあり方―
|
| 研究組織:主宰 広島支部 石井 三恵 (広島女学院大学) |
| 共同研究者:広島支部 大島 とうこ(広島女学院大学)他2名 |
- 研究目的:
- 21世紀という時代は、これまでの科学の発達の上に成り立ち、新たな展開が望まれることは言うまでもなかろう。それは、社会的弱者とされる女性も一人の生きる権利をもった人間として、社会の成員となることである。男女共同参画社会の実現に向けて今に至るが、様々な取り組みの下には大きな変化は見られない。社会に貢献する女性の割合が大きく変化していないことからも明らかであろう。女性は家庭、男性は外で働くという性別役割分業観を当然視した慣習は、いまだに女性は家庭内で無償の貢献をすべきという暗黙の了解となっている。その慣習に矛盾を感じながらも囚われ、身動きのできない状況にあり、勇気を持って外へ働きに出るワーカーとなるなら、家庭のことも子育ても一人前にせよという厳しい指摘が、他の女性からも刺すように飛んでくる。これがジェンダーに絡み取られた現実である。その狭間の中で女性は伝えたいメッセージも伝えられず、苛立ちが募り、本来の自分を見失う傾向も認められる。頻繁に報道されている児童虐待や家庭放棄、さまざまな依存症など現実逃避の諸症状などがみられる。一人の人間としてありのままの自分をみつめ、伝えたいメッセージを伝えるためには、女性自らが何を伝えるべきかという意識を持つこと、どのように伝えるべきかという技法を訓練することが重要であろう。残念ながら、日本の教育においては人間関係を構築することを机上で学ぶ機会はあっても、実際にそれを展開することを学ぶ機会はない。ちなみに平成10年・11年の学習指導要領改訂においては「伝え合う力」の育成、すなわちコミュニケーションの力の向上を提示した。しかし、その方法については言明をしていない。
ここにおいて、20世紀のアメリカの最も素晴らしい産物であるフェミニズムの過程を考察する中で、女性がいかにしてコミュニケーション能力を獲得し、参画社会に寄与してきたかを女性史から比較検討し、その基礎となったアサーティブネス論に着目し、日本での援用を考察し、提言したい。
|
| |
| 一二三恵美さん(広島県立大学)が守田科学奨励賞を受賞 |
| 広島県立大学の一二三恵美さんが,中・四国・九州地方からは,初めてJAUWの守田科学奨励賞を受賞されました。広島支部にとっても大変うれしいことです。そしてこれを機に一二三さんが、広島支部会員になられたことを、重ねてうれしいニュースとしてみなさんにお知らせします。 |
- 大学女性協会 守田科学研究奨励賞について
- 1997年7月28日、故人となられた科学教育者守田純子さんのご意志により女性科学者育成の為にとJAUWに1500万円が遺贈された。さらに1999年に守田純子さん令弟より1000万円の寄付が追加された。
守田さんは、1949年東京女高師(お茶大)化学科卒業後、神奈川学園の教師として長年つとめられたが停年ちかくに病のため退職され、1997年亡くなられた。守田さんの残された遺書により種々検討されたご遺族が、女高師からのご友人である丸山庸子(当時)会長を通しJAUWの奨学事業に信頼を寄せられご寄付いただいた。
JAUW理事会で検討の結果、守田科学研究奨励賞を設けることに決定した。受賞件数は、一回に1〜2件で賞状と研究奨励金を贈呈する。第一回は1999年に始まり、今回第六回受賞者2件をくわえると、12人が受賞している。
趣旨、対象者、募集要項については、本部ホームページを参照下さい。
|
- 守田科学奨励賞 広島県立大 スーパー抗体酵素研究について(2004.6.4 中国新聞)
- 広島県立大生物資源学部(庄原市)助手の一二三恵美さん(40)が、優れた女性科学研究者に贈られる大学
女性協会の守田科学研究奨励賞を受賞された。
8年前に発見した「スーパー抗体酵素」の研究が受賞理由。「スーパー抗体酵素」は酵素の機能を持った抗体で、人にとって異物である抗原を酵素分解できる。一二三さんは同抗体酵素を作ることにも成功し、エイズやがんの画期的な治療に道を開くと期待されている。
一二三さんは民間企業の研究員を経て、1993年から県立大で研究を続けている。同じ研究室の宇田泰三教授は、「今後、研究を進めれば、これまで難しかった病気の治療 薬などが実現できる」と期待する。一二三さんは「やってきたことが認められ光栄です。これまで以上に頑張りたい」と喜びを語られた。守田科学研究奨励賞は今年で6回目。自然科学分野を対象に、毎年二人に贈られている。中四国地方からの受賞は初めて。
|
- 天風録より抜粋(2004.6.21
中国新聞)
- 抗体の働きを研究する広島県立大の一二三恵美助手(40)は8年前、仮説から導いた期待とは異なるデータを大抵の人は捨てるところ、捨てなかった。「何か異変が起きているはず」と同じ実験を何度も繰り返した。こうして1年半後、人にとって異物となる抗原を酵素分解できる「スーパー抗体酵素」のメカニズム解明に成功した。エイズやがんの治療への道を開くと期待され、先ごろ優れた女性研究者を対象とする大学
女性協会(本部)の守田科学研究奨励賞を受賞した。中四国地方では初めての快挙である。
|